粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う
中垣俊之
粘菌は、単細胞でアメーバのような不思議な生物。単細胞なのに、人間でも解くのが難しい迷路を解いたりできる。本書では、単細胞生物の自然知能とはどのようなものか、実例を挙げて解説。自然知能の理解によって、人間観や社会観、生命観といったものがどのように変わりうるかを述べている。著者の中垣先生は、この研究でイグノーベル賞を受賞している粘菌研究者だ。『粘菌 その驚くべき知性』も読んでみよう。
(文春新書)