災害時、壊れた建物の中から被災者を捜索するために、ロボットが活躍する時代がやってきます。狭くて、あるいは危険で人間が入ることができない場所こそロボットの登場です。そこで、バーチャルリアリティ技術を用いて遠隔地から操作できる、遠隔操作ロボットの開発が盛んになっています。また、建設現場でも遠隔操作で動くロボットが活躍しそうです。
重要なのは人間支援技術
私は機械工学、ロボティクス、メカトロニクスを専門にします。具体的には、地震や火山噴火などの災害現場の復旧のために働く建設ロボットを遠隔操作するために、操作する人にとっての使いやすいヒューマンインタフェースを実現する研究を行っています。ヒューマンインタフェースとは、機械と人間の接するところを指しますが、大事なのは操作のしやすさ、使いやすさ。コンピュータは、ヒューマンインタフェースの改良により以前に比べ大幅に使いやすくなってきています。これと同様にすべての機械システムはコンピュータの支援によりどんどん使いやすくなっていくことでしょう。そのときに鍵になるのが人間支援技術であり、その研究を進めることが重要となります。
一般的な傾向は?
- ●主な業種は→機械系ものづくり企業
- ●主な職種は→エンジニア
- ●業務の特徴は→設計など
分野はどう活かされる?
機械技術者として、ものづくりや生産設備の設計などを行っています。
好奇心を持って全てのことを楽しめるようになることが、皆さんにとってこれからの大切な才能になります!