機械系の本

ナノバイオ・テクノロジー

静岡大学ナノバイオ科学研究分野:編

「生命」と「光・電子」と「ナノ・バイオ」分野を融合し、静岡大学版「ナノバイオ科学」として打ち出した静岡大学の研究成果をまとめた本。例えば、8章には、岩田太先生の研究である、ナノ材料の微細加工技術が掲載。ナノピペットという微小開口を有するキャピラリーガラス管ノズルを用いて、1ミクロン以下の直径で溶液を基板表面に滴下堆積できる技術を紹介しており、それを用いたバイオチップへの応用の可能性について示している。 (静岡学術出版)



力学入門 コマから宇宙船の姿勢制御まで

長谷川律雄

高校の物理では、運動する物体を点として扱うことが多い。しかし、現実の物体は大きさをもっているので、回転をはじめとした運動がある。本書は、飛行物体の運動の力学を初歩から解説したものだが、それを通して、座標系や微分形式による法則の記述など、物理学の基本的な概念を学ぶ事ができる。 (中央公論新社)



ロボットのおへそ

稲邑哲也、瀬名秀明、池谷瑠絵

人間と仲の良いロボットを作るには、ロボットにはどんな進化が必要だろうか。本書はロボット研究の最先端を紹介する中で、どうすればロボットが人間らしくなれるかという課題を「おへそをつくる」という言葉で表現し、賢いロボット実現のヒントを教えてくれる。人型ロボットやロボット玩具を例示しながら、脳科学から進化論まで、幅広い関連知識が垣間見られる。広く人工知能の可能性を理解する上でも、とっておきの入門書と言える。 (丸善ライブラリー)



失敗学のすすめ

畑村洋太郎

工学博士で、失敗学の提唱者である畑村先生の本。失敗を恐れたり隠したりせず、失敗をポジティブに活用することの大切さを学ぶことができる。人は失敗するもので、成長過程での「よい失敗」はつきもの。その失敗をどう次に活かすか。また、怠慢や不注意から来る「悪い失敗」はいかに減らすか。世界の歴史上の大きな失敗例も紹介。本書は工学の観点で、製造や設計に関わる失敗をテーマとしているが、個人や会社組織でも十分通用する。 (ブルーバックス)



自分で作るハブダイナモ水力発電 (大人の週末工作)

中村昌広

流体工学は簡単に言うと「流れるもの」を扱う工学。対象とする範囲は多岐にわたる。例えば、再生可能エネルギーとして、風力、水力、地熱、海洋エネルギーが注目されているが、これらに流体工学から貢献できる。その1つ。水力発電をやってしまおう!というのが本書。電気回路の知識もほとんどない筆者が、基礎的な知識だけで小水力発電に挑戦した。他に、『200W水力発電装置を作ろう 身近な水の有効利用術』(石田正、パワー社)、『これからやりたい人の小型水力発電入門』(千矢博道、パワー社)も参考に。まずは興味を持ってもらえれば。 (総合科学出版)



2045年問題 コンピュータが人類を超える日

松田卓也

ヒューマノイドロボットの研究開発は現在盛んに行われている。米国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボット・コンテストには、日本のチームも複数参加している。これは、ロボットの「自律性」を競うコンテストだ。有名な理論物理学者のホーキング博士らは、人工知能の発展に警告を発している。このまま人工知能が発達すると、人間の頭脳を超える時が遠からずやってくる。その時、人類はいったいどうなってしまうのか。戦争にロボットが使われる心配も現実性を帯びてきた。この問題を、本書を読んで考えてほしい。 (廣済堂新書)



ロボット創造学入門

広瀬茂男

著者は、これまでに様々な用途のヘビ型ロボットや四足歩行ロボットを開発しているロボット開発の第一人者の一人だ。本書では、地雷探知除去ロボットを中心に、原子炉内の検査や瓦礫内の探査を行うヘビ型ロボットなどの開発の過程を解説しながら、将来のロボットについて語っている。ロボットを創るために必要な創造的思考法もわかる。中高生を対象としているが、大人も十分に楽しめる。 (岩波ジュニア新書)



町工場・スーパーなものづくり

小関智弘

日本が世界に誇る職人の技は町工場にあり! 東京都大田区には数千件もの町工場が立ち並ぶ。著者自身も元旋盤工、それらの町工場に取材を行い、そこにこそ最先端の技術があると伝えてきた。 (ちくま文庫)



ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか

鈴森康一

巨大ショベルカーはゾウに似ている。自走するお掃除ロボットは「生きた化石」と似た動きをする。ロボット設計者は、ロボットのお手本として生物の設計に興味を抱いてしまうと言う。それは意識せずも、ロボットが生き物に似てしまうからだ。ロボット作りを続けてきた研究者の視点から、生き物とロボットのメカニズムを比較、さらに、生き物を超えるロボット機構学の今後について考察する。 (ブルーバックス)



アクチュエータ工学入門

鈴森康一

モータは、電気のエネルギーで回転という運動をする。アクチュエータとは、このように何らかのエネルギーを「実際の動き」に変える機械要素のことだ。機械を動かすものはモータだけではなく、様々な原理のアクチュエータが存在することがわかる。アクチュエータ研究の重要性もわかる。 (ブルーバックス)


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