都市と地方をかきまぜる 「食べる通信」の奇跡

高橋博之

筆者は、食べ物の生産者と消費者をつなげる「食べる通信」を始めた方です。東日本大震災で東北地方の農林漁業者が大きな損失を受けましたが、生産者の想いを消費者につなぎ、また消費者の感謝の気持ちを生産者に届ける仕組みを創ることで、日本の農林漁業を維持しようとする取り組みについて書かれています。

生産者と消費者が遠くなってしまった日本ですが、消費者が生産者のことを理解することで、価格だけにとらわれない消費行動を実践し、日本の食料生産を維持する一つの取り組み事例として、たいへん勉強になります。消費者が生産者や地域、将来世代のことも考えた消費行動(倫理的消費)を実践するためには、情報や経験が重要であることも教えてくれます。 (光文社新書)

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