リサイクルと世界経済 貿易と環境保護は両立できるか

小島道一

「リサイクル」と聞くと、ビン、缶、ペットボトルの分別収集や古紙、古着の資源回収、「リサイクル・ショップ」と呼ばれる中古品販売店を思い浮かべるかも知れません。こうしたリユース(再利用)やリサイクル(資源としての再生利用)は、日本国内で完結するものではなく、世界経済とつながる事象です。

例えば、日本で使用済みとなった中古車は、世界各地へ輸出され、第二の人生を歩みます。中古品貿易は、世界各地の人々の生活を支える大切な経済活動の一つなのです。一方、環境保護の観点からは、先進国が途上国へ廃棄物を押し付ける構図として捉えられ、その問題点が指摘されてきました。貿易と環境保護の両立は可能か、この本を通して一緒に考えてください。 (中公新書)

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