(株)貧困大国アメリカ

堤未果

世界の二極化に警鐘を鳴らした『貧困大国アメリカ』シリーズの完結編。1%の富裕層が99%の生活者から搾取する驚愕の構造が世界レベルで進行している実態を暴く。政治や司法、食、メディアなど、本来は一般市民の暮らしを守るためだったはずのものが、巨大企業に取り込まれている社会状況が報告されている。遺伝子組換え作物が世界の食を支配していくことによる問題も指摘されており、社会のあり方を考えるきっかけとなるだろう。 (岩波新書)

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