わたしが・棄てた・女

遠藤周作

ハンセン病が誤診と判断されても療養所に残り、修道女を手伝うことを選ぶ森田ミツ。ミツを捨て、社長の姪と結婚する吉岡。皆さんはミツのように生きたいと願いますか。自分の中にも吉岡のようなずるさはありませんか。ハンセン病患者が語った、「苦しいのは誰からも愛されぬ事に耐えること」は、いじめや差別に対する考えを決めさせる一言として残るのではないでしょうか。 (講談社文庫)

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