エビと日本人

村井吉敬

日本人が大好きなエビは輸入に頼っている。身近な食品が、グローバルな動きの中で世界とつながっているのだ。著者は地理学者ではないが、きわめて地理学的な発想に基づいて、先進国と発展途上国の格差の問題、グローバルな流通経済の問題、世界規模の文化の差異の問題などを解説する。この本がベストセラーになったのも頷けるだろう。 (岩波新書)

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