封じ込められた子ども、その心を聴く 性同一性障害の生徒に向き合う

中塚幹也

「性同一性障害」という言葉は知られるようになったが、現在の規則、法律、制度などの多くは「そのような人はいないもの」として作られており、当事者を取り巻く環境はいまだ厳しい。「スカートをはくのが嫌」「プールの授業を休んだ」「リストカットした」。自分の気持ちを言い出せない子どもたち。封じ込められた彼らの心を、最も近くで聴いてきた著者が感じたのは、子どもへの対応の重要性である。LGBTQ+(性的マイノリティ)についての知識がないせいで身近な人を傷つけないためのすべての人たちに向けた入門書である。【すべての人におすすめ:高校生以上】 (ふくろう出版)

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