壊れものとしての人間

大江健三郎

ノーベル賞作家、大江健三郎34歳は、読書することについて、2つの問いかけをする。読書による経験は、言葉の正統なる意味合いにおいて、経験であるのか、読書によって訓練された想像力は、現実への想像力たりうるのか?と。「それはぼくがはじめて活字の呼びかけに反応した幼年時から、ぼくが狂気にとらえられて活字をうしなうか、あるいは死をむかえるときまで…、答えられつづけなければならない命題である」という。人間の想像力に未来を託すエッセイ。 (講談社文芸文庫)

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