文字禍

中島敦

国語の教科書にも掲載される中島敦の小説「山月記」。1942年、「山月記」とともに『文學界』に掲載されたのが、「文字禍」。文字の霊が人間に及ぼす災いを題材とする。小説の舞台は「アッシリヤ」だが、描かれている「文字禍」の文字はまさしく漢字そのもの。文字が持つ不可思議さや恐ろしさに迫る作品。多数の中島敦全集などに収録されている。青空文庫でも読むことができる。 (角川文庫)

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