現代化学史 原子・分子の科学の発展
廣田 襄
ギリシャ時代からごく最近の現代に至る化学の歴史を広く見渡す化学の全体史は、この書籍以外にあまり類をみない。著者は、長年物理化学の分野で仕事をしてきた。その業績は高く評価されている。特に化学反応が進行しているミクロの世界を知ろうとして、量子化学という物理と化学を融合した新しい学問に出会えることが魅力の1つだ。化学の発展に大きく貢献した25人にスポットを当てたコラムも面白い。
(京都大学学術出版会)
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