部分と全体
W.K.ハイゼンベルク
量子力学という、現代の科学技術に欠かせない学問の基礎原理を建立した、ドイツの偉大な理論物理学者ハイゼンベルク。この本は、31歳でノーベル物理学賞を受賞した彼の量子力学と哲学、言語の関係をからめながら、自身の高校時代を述懐しながら考察している名著。内容は単なる物理学に留まらず、化学、哲学、言語に及ぶ壮大な考察で、物理学者を目指す人々の指標になっている。
(山崎和夫:訳/みすず書房)
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