賢くはたらく超分子 シャボン玉から未来のナノマシンまで

有賀克彦

皆さんがイメージしやすい化合物は、高分子化合物や有機化合物だと思います。一方、超分子化学は高分子化合物や有機化合物とは異なります。超分子化合物は、分子と分子の間に比較的弱い力が働き、分子同士がゆるやかに結びつき、集合体を作ります。この現象は、皆さんの身近にある食品や生活品にも利用されています。

この本には、超分子化学が誕生したきっかけとなった王冠状の分子(クラウンエーテル)から、食品や飲料に使用されている環状オリゴ糖のシクロデキストリン、界面活性剤が形成するミセルやシャボン玉、超分子の様々な機能などが、わかりやすく紹介されています。超分子とはどのような分子なのか知りたい高校生には、必ず読んでほしい本です。 (岩波科学ライブラリー)

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