時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち
中川毅
福井県水月湖の年縞が、過去5万年間の時を測る「世界の標準時計」になるまでの、研究者たちの二十数年にわたる物語。挑戦的な科学には、読み手が興奮するような物語があります。プロジェクトを主導した著者本人が、夢と挫折、栄光の物語をわかりやすく、熱く語っています。この物語の舞台である福井県水月湖の畔には、著者の監修で年縞博物館が開館しています。ぜひ、本と併せて博物館を訪れてみてほしいです。
(岩波科学ライブラリー)
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