家なき娘

エクトール・マロ

両親を亡くした少女が実の祖父を探し当て、その信頼を勝ち取る物語ですが、非人間的な経営をしていた祖父の工場で、少女が企業内福祉を展開していく最終部分に注目してください。このような工場は19世紀後半に多く見られるようになります。実際、この小説の舞台になった工場も実在しています。

新しいことを始めようとする時に起こる、周囲との軋轢もリアルに描かれています。歴史(history)は物語(story)を内包していますが、物語から歴史を見ることもできるのです。 (訳:二宮フサ/偕成社文庫)

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