ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
ブレイディみかこ
シンパシーとエンパシーの違いとは。日本人の母とアイルランド出身のイギリス人を父にもつ中学生の「ぼく」がイギリス社会で直面(経験)する様々な問題について悩み、考え、乗り越える姿を描いたノンフィクションです。他者との共生や、社会における多様性、社会の格差、イギリス人である「僕」のアイデンティティについて、若者の目線を通じて考えることができる本です。
「僕」の物事を捉える柔軟さや豊かな想像力、葛藤する息子に寄り添いともに考える母。両者のやりとりも、この本の魅力です。王侯貴族や紅茶だけではない、イギリス社会の「リアル」を知るために、同年代の学生さんにぜひ読んでもらいたい一冊です。移民や世代間の文化的差異に興味をもってくださった方には、『ベッカムに恋して』、『この自由な世界で』の2作品もお薦めします(映画です)。
(新潮社)
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