都市のドラマトゥルギー
吉見俊哉
19世紀から20世紀の東京の盛り場が、人々にとってどういう意味を持ち、またどう体験されていたのかという問題を扱った研究です。特に読んでほしいのは、盛り場での人々のふるまいから、次第にお祭り的な要素が消えていった経緯についての分析です。
出来事に参加するのでなく、出来事を見ようとする態度が、なぜ近代社会では一般に広がるのかという、より大きな問いに対する答えがクリアに提示されています。
(河出文庫)
みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ
TOPページへ