植物改良への挑戦 メンデルの法則から遺伝子組換えまで

鵜飼保雄

植物の品種改良に関する技術とその技術を開発した研究者の歴史が、社会的背景とともに解説されている。人類は農耕が発祥した約1万年前から、作物の改良をはじめたとされている。1865年にメンデルによって報告されたメンデルの法則は、遺伝学の有名な法則だが、実は1900年に別の研究者によってメンデルの法則が再発見されることによって、育種技術は急速に発展したのだ。そのような技術の発展には、中学・高校の「生物」で学んできたさまざまな生物学上の発見が大きく貢献している。また、教科書には載らなくても、育種技術の発展には不可欠だった幾つもの重要な発見があり、それらの発見には多くの日本人研究者が関わってきたことを教えてくれる。 (培風館)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ


みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ