作物生産科学

いかに作物の生産を増加させるかを探り、農業の発展やエネルギー、環境、食糧問題などの解決に貢献

病害虫・雑草   有機農業   地盤の浄化   バイオ燃料作物   アレロケミカル

学べる大学は?

研究をリードする大学

大学詳細

京都大学

農学部 資源生物科学科
【 主な研究者 】
白岩立彦 冨永達

東京大学

農学部 応用生命科学課程 応用生物学専修
【 主な研究者 】
根本圭介
農学部 環境資源科学課程 国際開発農学専修
【 主な研究者 】
岡田謙介

名古屋大学

農学部 資源生物科学科
【 主な研究者 】
谷口光隆 山内章
情報学部 自然情報学科
【 主な研究者 】
吉田久美

東京農工大学

農学部 生物生産学科
【 主な研究者 】
大川泰一郎

岩手大学

農学部 植物生命科学科
【 主な研究者 】
下野裕之

その他の優れた大学

大学詳細

信州大学

農学部 農学生命科学科 植物資源科学コース

省資源的栽培技術、不良環境下(土壌の乾燥や過湿など)での作物の成長向上の研究はユニークである。

岡山大学

農学部 総合農業科学科 応用植物科学コース

水不足、塩類集積などの農耕不適環境条件に適した栽培を行うための研究が先進的である。

佐賀大学

農学部 生物資源科学科 生物科学コース

【マメの生産に関する研究】 ダイズの生産地であることを利用し、マメの生産性を向上させるための研究を行っている研究者が多い。

主な研究者

研究者詳細
松井勤
岐阜大学
応用生物科学部 生産環境科学課程 応用植物科学コース/自然科学技術研究科 生物生産環境科学専攻

【作物学、栽培学】イネが暑すぎて稔らなくなる、高温不稔耐性現象についての研究。意外にイネは高温条件に弱く、気候の温暖化が進行すると、日本も含めて、不稔の発生が増加しイネの収量が低下したり、不安定になったりする可能性がある。

鈴木章弘
佐賀大学
農学部 生物資源科学科 生物科学コース/農学研究科 生物資源科学専攻

【作物生態生理学】植物へ照射される光の質が微生物共生にどのような影響を及ぼすか、その影響が作物生産へ影響するのか研究。光の量や質によって植物の生理状態は劇的に変動する。それによって味が変化したり、病気や虫に強くなったり、微生物との共生が促進されるなどの目に見える変化が引き起こされる。

鴨下顕彦
東京大学
農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻/アジア生物資源環境研究センター

【ファーミングシステム(精密農業)】コロンビアで遺伝的改良と先端フィールド管理技術の活用によるラテンアメリカ型省資源稲作を開発。開発途上国の天水農業での旱魃が起こりやすい地域で、イネなどの穀物の「旱魃応答指数」の生理・遺伝・生態学的解明を行う。熱帯各地とのネットワーク研究に優れている。

豊田正範
香川大学
農学部 応用生物科学科 生物生産科学コース/農学研究科 応用生物・希少糖科学専攻

【光の波長と作物生産】光の波長と作物生産について研究している。

池田成志
農業・食品産業技術総合研究機構

【光生態学】光生態学を利用して作物生産向上を目指している。

縄田栄治
京都大学
農学部 資源生物科学科/農学研究科 地域環境科学専攻

【熱帯農業生態学】熱帯各地の農村での長期滞在型研究に豊富な実績。

興味がわいたら

栽培植物と農耕の起源

中尾佐助

野生植物が人間の手によってどのように作物になったのか、そもそも作物とは何か、遺伝学、地理学、歴史学、文化人類学の総合的見地から明らかにした本。作物や農業は人類1万年の努力の産物であることがわかる。野生植物と異なる作物の特徴とは高い生産性だけではなく、個体間の生育の一様性の高さにもある。これらは現代の作物生産を保障する基礎的性質だが、さらに改良を図るためには作物の性質の過去からの変化とその変化を実現した機構を知る必要がある。それらがていねいに描かれている。著者は1958年に単身ブータンを探検しこの小王国の自然と社会を日本にはじめて紹介した名著「秘境ブータン」(岩波現代文庫)がある。あわせて勧めたい。 (岩波新書)


おいしい穀物の科学

井上直人

著者は作物生産科学という学問から、「穀物の美味しさは風土によって作られる」と言う。風土とは土壌、水、風、精密な栽培技術などのことで、それらの要因と相関関係を研究。勘に頼った穀物栽培から脱出し、おいしい穀物の科学をめざす。現代の作物とその生産の特徴や食品としての特徴、さらには地球温暖化への対応、環境負荷の少ない栽培技術についてわかりやすく解説している。 (ブルーバックス)


進化し続ける植物たち

葛西奈津子

地球上ではじめて光合成をおこない酸素を作り出し、自ら栄養を作り出した――植物という生き方を選んだ藻類研究にはじまり、化石が語る植物と地球環境の歩みや植物の形の多様性を生んだ遺伝子の進化の足跡をたどり、植物と微生物の共進化を紹介する。この本は植物の「進化」をキーワードに、その研究の面白さをレポートする。作物の生産性向上のためにはまず、植物が持つ性質や特徴を十分に理解する必要がある。それについてのケーススタディーのような位置付けの本と言える。本書は、「植物まるかじり叢書シリーズ」全5冊の1冊。サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね、植物研究の面白さをレポート、日本植物生理学会が監修をする。他には、『植物が地球をかえた!』、『植物は感じて生きている』、『花はなぜ咲くの?』など。 (日本植物生理学会:編/化学同人)


植物改良への挑戦 メンデルの法則から遺伝子組換えまで

鵜飼保雄

植物の品種改良に関する技術とその技術を開発した研究者の歴史が、社会的背景とともに解説されている。人類は農耕が発祥した約1万年前から、作物の改良をはじめたとされている。1865年にメンデルによって報告されたメンデルの法則は、遺伝学の有名な法則だが、実は1900年に別の研究者によってメンデルの法則が再発見されることによって、育種技術は急速に発展したのだ。そのような技術の発展には、中学・高校の「生物」で学んできたさまざまな生物学上の発見が大きく貢献している。また、教科書には載らなくても、育種技術の発展には不可欠だった幾つもの重要な発見があり、それらの発見には多くの日本人研究者が関わってきたことを教えてくれる。 (培風館)


本コーナーは、中高生と、大学での学問・研究活動との間の橋渡しになれるよう、経済産業省の大学・産学連携、および内閣府/総合科学技術・イノベーション会議の調査事業の一環として、企画・制作・運営されています。
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