DNA

ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー

著者ジェームス・ワトソンは、DNA二重らせん構造の発見者の一人。二重らせん発見までの彼の研究と、研究者たちとの競争について書かれている。二重らせん発見後のDNA研究の進展やヒトゲノム計画についても網羅。この60年前に行われた研究が、私たちの生活を大きく変えていることを知ってほしい。この後の化学や物理学の視点からの研究によって生命体の理解が大きく進んだ。「生体関連化学」分野ではDNAを対象とした研究も多く、二重らせん以外のDNA構造が疾患に関わっていることも明らかになってきた。また、RNAを利用した疾患の治療やバイオセンサーの開発も有望だ。こうした研究を進めるには、化学や物理の視点からの基礎研究がとても重要。分子生物学の入門書としても優れている。 (青木薫:訳/ブルーバックス)

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