生物と無生物のあいだ

福岡伸一

生物と無生物との境界はまだ解明されていないが、この境界をミステリー仕立てで追求し、非常に読みやすく、わかりやすい本だ。特に、動的平衡とは、体の細胞を構成するタンパク質・アミノ酸が数日間ですべて新しいものに置き換わることであり、それゆえ生命は動的平衡にある流れであると定義できるという。実際に、ネズミを使った実験で、マーカーされたアミノ酸の餌を食べさせ、あらゆる細胞が短期間に置き換わることを示し、疑問を実証するというミステリーを解決するような手法で執筆されてる。引き込まれるように読める本。 (講談社現代新書)

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