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ナノ材料とは、粒子の直径が100nm(1メートルの10億分の1)以下の大きさの材料のこと。同じ物質でも、小さくすると通常とは異なる性質が現れる。ナノ材料はそれぞれの特性に合わせ、精密な電子機器の配線の材料や部品、有害物質を吸着する材料、軽くて強いスポーツ用品、透明感が高くて軽いつけ心地の日焼け止めなど、様々に利用されている。
こうしたナノ材料は【ナノ構造化学】、【ナノ材料化学】、【ナノ材料工学】など、ナノのつく材料関係の分野で研究されている。また【有機・ハイブリッド材料】、【高分子・繊維材料】、【無機工業材料】でも、それぞれのナノ材料について研究する。目的別では、医療目的のナノ材料は【生体医工学・生体材料学】、マイクロマシンなど機械に使うナノ材料は【機械材料・材料力学】で研究される。
さらに、ナノ材料研究の基礎となるナノの世界の構造や物質の性質、ナノ分子の合成は【ナノ構造物理】、【物性Ⅰ】といった物理の分野や、【物理化学】、【機能物性化学】、【高分子化学】といった化学の分野でも研究されている。