◆GPS◆

人工衛星から、地球上のヒトやモノの位置を測定

スマホの地図アプリやカーナビで道案内してもらったり、スマホで撮影した写真に撮影場所の情報を自動でつけ加えたり、ミサイルをピンポイントで誘導したり。こうしたヒトやモノの位置の情報を人工衛星から測定するシステムをGPSという。

技術としては、人工衛星を研究する【航空宇宙工学】、人工衛星から信号を送信・受信するための【通信・ネットワーク工学】、人工衛星が飛ぶ空間に関する【超高層物理学】などが必要だ。また、宇宙空間の利用に関する【国際法学】も関係する。

現在GPSは様々な分野で活用されており、地殻の変動を計測し地震予測などに活用する【固体地球惑星物理学】、天気予報に活用する【気象・海洋物理・陸水学】、交通への活用は【土木計画学・交通工学】や【社会システム工学・安全システム】、船の航行サポートは【船舶海洋工学】、ウェブでの活用は【ウェブ情報学・サービス情報学】といった学問分野が関係している。