天然物化学

「天然物化学」に関心があるなら、こんな学問をみてみよう

学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!

★は関連度

★★★ 生物分子化学
抗生物質など代謝から薬の元を発見、創薬へ
★★★ ケミカルバイオロジー
タンパク質の様々な機能を解明し、治療薬候補へ
★★★ 生物有機化学
生体反応の起点=ホルモンを捉え、農業にも創薬にも
★★★ 環境・天然医薬資源学
自然界に存在する成分を薬や健康増進に利用
★★ 薬系化学・創薬科学
化学やバイオなどの先端研究で新薬を創生

◆天然物化学◆

薬などに役立つ天然の物質を探索・合成

天然物化学は、生物が体内で合成する化学物質のうち、薬や染料をはじめ、人の役に立つものの分子構造を同定したり、人工的に合成したりする有機化学の一分野。【生物有機化学】ともいわれる。一部、鉱物を扱うこともある。このうち、【生物分子化学】では、生体内で起こる化学反応の視点から天然物化学にアプローチし、【ケミカルバイオロジー】では、医薬品や診断薬、農薬など薬となる物質に注目して、生体内の化学反応を研究する。

薬学の【環境・天然医薬資源学】でも、生薬・漢方薬・伝統医療など生物の薬効成分や加工法、使い方や、新しい健康補助食品や医薬品の開発につながる研究を行っている。【薬系化学・創薬科学】では、同定された薬効成分の化学合成法などを追求している。