学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
モノを作るための工作機械、建設現場で働く建設機械、電車や車などの輸送機械。これらの機械の研究は機械工学の領域だ。その中の【機械材料・材料力学】では機械の材料や材料の強度、【機械力学・制御】で振動など機械が動くときの課題の解決や機械の動作の制御について研究する。
【設計工学・機械機能要素・トライボロジー】では機械の設計手法、歯車やねじなどの機械を構成する要素、摩擦現象を研究する。【生産工学・加工学】のうち「生産工学」は効率よく高品質の機械を生産するための研究、「加工学」では切削や研削、ビームを使った加工などさまざまな加工法の研究を行っており、超精密・微細加工技術の開発が進んでいる。
【流体工学】では水や空気の流れを解明して、ポンプや航空機など流体の中で働く機械の開発につなげる。【熱工学】では、燃焼や対流など熱に関する研究を通し、エンジンや空調装置など熱に関係する機械の開発につなげる。現在の機械の多くはコンピュータ制御されているが、【知能機械学・機械システム】では、機械がより自律的に判断して動作するような、AIを含むコンピュータを搭載した機械の開発を行っている。
また、電気の生産や変換・送電、電力を使う機械の研究は【電力工学・電力変換・電気機器】、コンピュータなど電子の物理的な性質を利用した部品や機器は【電子デバイス・電子機器】の分野で研究されている。航空機やロケット、人工衛星は【航空宇宙工学】、船や洋上風力発電機などは【船舶海洋工学】で、研究開発が進められている。