主権者はつくられる

池田賢市、桜井智恵子

昨今注目される主権者教育。「どのような主権者教育をすれば良いのか」を考える前に、主権や教育を根本から問い直し、主権者教育にまつわる様々な問題点を浮き彫りにしています。「主権者教育」とは何か、「主権者教育」は必要か、そもそも「主権」や「教育」というものはどういうことかを問い直している1冊です。

「自分自身を承認できる学校へ」の章では、若者の政治的無関心は、小学校から高校までの教育において、子どもたちが批判的に物事を考える機会が奪われているからではないかということを、学校現場や教育政策だけでなく、雇用や暮らしの構造を問う視点からも能力主義に基づく教育を問い直し、学校の内実を変えていく必要があると提案しています。 (アドバンテージサーバー)

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