医者、用水路を拓く アフガンの大地から世界の虚構に挑む

中村哲

現地に入り、そこで生活する人々の視点から現状をとらえ、持続可能な発展を導いたペシャワール会・中村哲と民衆による記録です。中村は医師であり、ペシャワール会の代表です。この会は、1984年から現地の医療活動を支えていましたが、2000年から、それと並行して、現地で生活している民衆とともに、井戸掘削と農業用水路の発掘に取り組みました。この活動は、戦乱と旱魃で疲弊したアフガニスタンの当該地域に、雇用と農作物の自給をもたらしました。

戦闘や武器を持って解決することは何もありません。現地で暮らす人々の視点から考え、現地の民衆を巻き込みながら、持続可能な発展を導いた軌跡がここに見てとれます。 (石風社)

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