πの歴史

ペートル・ベックマン

数学も学者たちがこつこつと積み重ねた努力の結果として発展してきた学問だ。本書はπ(円周率)をメイントピックとして、その発見の歴史をひも解いており、高校レベルの知識でも数学の醍醐味が味わえる。πの発見の歴史にはわくわくするような事象がつらなっており、そのエッセンスが抽出されて、人類の財産として後世に受け継がれている。単なる公式の暗記や、論理を学ぶことから離れて、その背後のプロセスから、科学の発展に関わる喜びの一端に触れられる。 (田尾陽一、清水韶光:訳/ちくま学芸文庫)

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