ドンネルの男・北里柴三郎

山崎光夫

「日本の細菌学の父」はペスト菌や破傷風の治療法を発見し、医学の発展に貢献。門下生からはドンネル先生(雷おやじ)という愛称で畏れられ、かつ親しまれた、その北里柴三郎を描いた評伝。当時、誰も成しえなかった破傷風菌の純粋培養に成功しただけでなく、その感染症の治療法までを考案した。また、多くの世界的な弟子を育て、我が国の感染症対策と感染症学研究の礎を築いた。基礎研究の成果を社会に還元するまで、オールラウンドにこなした不世出の天才と呼べる人物である。彼がいなければ、日本の感染症学研究は、現在のレベルになかっただろう。 (東洋経済新報社)

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