生きものは昼夜をよむ 光周性のふしぎ

沼田英治

生物が光を感じ、昼と夜を区別することは多くの人が知っていることだろう。しかし、一日の明るい時間あるいは暗い時間の長さを知り、そこから季節を感じることはあまり知られていないかも。動物も植物も24時間を測る体内時計を使って季節を読むと考えられているが、体内時計をどうやって使っているのか、脳の中でどうやって昼夜の長さを測っているのかまだわかっていない。この本は、光周性がどのように発見されたのか、またそのしくみがどのように明らかになってきたのか、光周性の発見から現在の研究に至るまでわかりやすく紹介されている。これらの多様な光周性のしくみをひもとく研究は、動物生理・行動という学問分野の一つだ。 (岩波ジュニア新書)

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