意識は傍観者である 脳の知られざる営み

デイヴィッド・イーグルマン

動物の体の構造と機能は進化の過程を経て形作られたはずだ。とすれば、私たちの精神過程も進化の枠組みの中にあり、それは「意識」という現象も同じと言えるだろう。私たちは素朴に「意識が心の中心にあって他の神経機構を制御する」というアイデアを受け入れているが、この本は「意識」が進化の過程で追加して実装された周辺の機能であることを指摘し、様々な意識の疑問に迫り、理解の転換を迫る。 (大田直子:訳/早川書房)

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