スノーボール・アース 生命大進化をもたらした全地球凍結

ガブリエル・ウォーカー

スノーボールアースとは全地球凍結ともいい、地球全体が赤道付近も含め完全に氷床や海氷に覆われた状態のこと。1992年、米国のジョー・カーシュヴィンク教授がそのアイデアを専門誌に発表したのが発端で、大きな反響を呼んだ。この本は、今も論争を呼ぶこの仮説をもとに、地球がかつて厚い氷で覆われていた時代が確かにあったとして、全球凍結仮説に関する理論や研究者たちが証拠を求めて探索する、生々しい活動が描かれている。 (川上紳一:監修、渡会圭子:訳/ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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