英語学習と臨界期

植松茂男

人間の脳には幼少時のある期間だけ敏感に言語を獲得する機能があるが、それを習得論の観点から解説し、「バイリンガル」はどのような条件で生じるのか理解する。また、後半は帰国子女へのインタビュ―から、「バイリンガル」にはいろいろなケースがあり、それぞれどのような特性、メリット・デメリットがあるのかを解説する。人は、家族や周囲の人間とのコミュニケーション、学校教育、地域との交流など、様々な体験を通じて言語と文化を習得してゆくもので、学校教育だけで完結することはない。本書では、日本人の帰国子女の言語習得の実態を通して日本人がどのように効果的に英語を習得できるかについて考察することができる。 (松柏社)

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