「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる
鴻池尚史
「空気」や「雰囲気」に引きずられて、息苦しく感じるのはなぜか考えることを通して、わかりやすく教えてくれます。自分の時間を大切に生きること、孤立するのではなく、弱い「世間」をたくさん持って、「社会話」ができるようになろうと導いてくれます。
スマホやSNSなどを息苦しく感じることもありますが、中高生でも十分理解できる哲学であり、心の処方箋になる本です。世界を広げるとともに、自分の思いを形にするのは、人生でも研究でも同じだと感じます。
(岩波ジュニア新書)