パソコンで開く数の不思議世界
飯高茂
循環小数とは、ある桁から先で同じ数字の列が無限に繰り返される小数のことだ。例えば、1/7=0.142857142857…が延々と繰り返される。この循環する「142857」を2倍、3倍…、6倍してみたり、あるいは2分割した数を足してみたり(142+857)、3分割して14+28+57を計算してみると不思議なことが起こる。この本では、そこを理解するためにパソコンを使って謎解きをする。つまり、7を分母とする循環小数を例に、そのおもしろい性質から説き起こし、簡単なプログラミング、初等整数論の話題を紹介し、最後に循環小数のややくわしい理論を論じている。これらは代数学の基礎になる整数論を学ぶ上で入口になるという。
(岩波ジュニア新書)
同じ分野のおススメ本
- 河合塾グループサイトのご案内
閲覧履歴
「みらいぶっく」のサイトで閲覧したページの直近10ページの履歴です。戻りたい場合は、該当タイトルをクリックしてください