平和・政治って、法律って

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政治学・国際関係

教養としてのジェンダーと平和

風間孝、加治宏基、金敬黙:編著

ジェンダーと平和という2つのキーワードを使いながら、教育、貧困、労働、家族といった身近な話題から、核・原子力、国家権力、軍と安全保障まで、問題領域ごとにどのような課題があるのかを論じている。 (法律文化社)



法律学

国家の盛衰 3000年の歴史に学ぶ

渡部昇一、本村凌二

ローマにはじまり、スペイン、オランダ、イギリスなど世界を牛耳る覇権国家はどのように生まれ、どのように衰退したのか、その歴史を解説。アメリカは今後も覇権国家でいられるのか、中国がアメリカに代わるのか。そして、日本の向かうべき方向性について示めしている。 (祥伝社新書)



火車

宮部みゆき

カード破産がテーマの長編ミステリー小説。クレジット・カードを使いすぎること、借金することの恐ろしさがわかる。身近な金について考えるきっかけにもなる。 (新潮社)



官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵

野口雅弘

近年「公務員を減らせ」「行政のムダをなくせ」「官から民へ」などの公約を掲げる政治家に多くの人が票を投じている。もちろん非効率な仕事や不公正な既得権益は正すべきだが、様々な行政サービスを行う公務員組織=官僚制は私たちの生活に不可欠。それを脅かすほどに公務員バッシングが盛り上がっているとしたら、その論理と心理について一度冷静に考察しておく必要がある。これが本書の問題意識だ。夜警国家から福祉国家に転換する中で行政の仕事は膨大になり、それに応じて公務員の数も増えた。公務員を減らし民営化を進め、「小さな政府」がいいのか否かは政治学の重要な論点だ。 (中公新書)



民法のすすめ

星野英一

民事法学の中で一般法である民法をわかりやすく説明している本。我々の生活の中にもっとも密接な法律である民法を入り口に、その歴史的・社会的背景から詳細までを丁寧に解説している。 (岩波新書)



法律学

日本の思想

丸山真男

丸山真男氏は戦後日本思想史研究の礎を築いた研究者で、本書は日本思想史研究の古典の一つといわれている。ヨーロッパ近代思想と比較して日本の思想の構造的特質を述べたもの。『「である」ことと「すること」』などは、高校国語の教科書に一部取り入れられてきた。長年、大学入試問題の頻出出典ともなっている。 (岩波新書)



法律学

ロースクール生と学ぶ 法ってどんなもの?

大村敦志:監

髪型を校則で決めることはできるのか?文化祭のライブ演奏は騒音なの?など、中高生の疑問に、若いロースクール生たちが答え、法律を理解する手助けをする。憲法をはじめ、民法、刑法、少年法等、幅広い法分野が対象。一方的に「教える」のではなく、高校生と学生生たちが一緒に「考える」という手法をとり、読者が自分から法律に関わっていってほしいというメッセージが伝わってくる。 (岩波ジュニア新書)



法律学

知的財産法入門

小泉直樹

私たちの身近なところには、あらゆる知的財産があふれている。特許法、商標法、意匠法、著作権法といった法律は、それらを守るために存在するが、それらの仕組みや役割について、わかりやすい言葉で解説している入門書。 (岩波新書)



若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす

濱口桂一郎

日本では「就職」ではなく「就社」だ。つまり、日本の労働者は、まず企業に就職して、そこで熟練し昇進を遂げていくのが一般的である。そうした日本社会で、「企業」で働くことの意味を考えることで、労働契約の意義や機能を考えて欲しい。本書は、日本における労働のあり方が「企業という場」にあることの積極的・消極的意義を考えさせ、さらにこれを労働契約論の中でどのようにとらえるかの方向性を示している。 (中公新書ラクレ)



政治学・国際関係

中東から世界が見える イラク戦争から「アラブの春」へ

酒井啓子

わかりにくい中東情勢についての基礎知識と理解のための枠組みを学ぶことができる。同著者の『<中東>の考え方』(講談社現代新書)も中東の現代史を把握するのに有効だ。 (岩波ジュニア新書)



法律学

「大岡裁き」の法意識 西洋法と日本人

青木人志

明治期における西洋法制の継受の過程で、日本が受け入れたもの、捨てたもの、変わらなかったものな何か。「法文化」について語られてきたことが、整理して描かれている。法廷見取り図の変遷から裁判の変化を問い直すなど、司法制度を角度から捉える視点がユニークだ。法科大学院の創設や裁判員制度の導入など、司法制度の大きな変革期に執筆された本だが、法と私たちがどう向き合うか、「古くて新しい」問題を投げかけている。 (光文社新書)



法律学

新・シネマで法学

野田進、松井茂記:編著

映画を題材に、法、政治、差別、契約や所有、罪や裁判などを、学生向けにわかりやすく解説したテキスト。『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ソーシャルネットワーク』といった、必ずしも法律をテーマとして扱った映画作品ではない作品からも、法学的要素を取出し、その意味合いや解決策、問題点などを検証する。 (有斐閣)



白洲次郎 占領を背負った男

北康利

白洲次郎は、戦後日本の復興期に長期政権を担い、親米経済復興重視路線を敷いた吉田茂首相の側近であった人物。彼を通して、敗戦日本を取り巻く国際環境の激変を冷静沈着に分析し、国の取るべき指針を定め、その目標を達成すべく戦略を生み出し実践していくということが描かれている。国民の多くが自分の国の命運に能動的に関与することに無関心な中、率先的にリーダーシップを取る大切さがわかる。また、彼を通して、日本の平和主義が何を起源としどのような条件の下で可能であったのかを再検証することで、現在の日本を取り巻く国際環境への理解、日本の「平和主義」が直面する課題、日本の将来を見据えた戦略思考の切り口などが見えてくる。 (講談社)



法律学

民主主義という不思議な仕組み

佐々木毅

民主主義について中高生向けに非常にわかりやすく書かれているが、大人も読みたい。ギリシャのポリスにはじまるその歴史から、現在の課題に至るまでをかみ砕いて解説。民主主義を多数の構成要素が複雑なつながり方をしたネットワーク(=「複雑ネットワーク」)と捉えて読めば、皆さんの暮らす社会のあり方を決める民主主義が、なぜ複雑でわかりにくく不思議な仕組みなのかということを理解することができるだろう。 (ちくまプリマー新書)



政治学・国際関係

ハンナ・アーレント

第二次世界大戦中にアメリカに亡命したドイツ系ユダヤ人の政治思想家アーレントによる、ナチス幹部アドルフ・アイヒマンの裁判記録『イェルサレムのアイヒマン』を題材にした映画。わかりにくい「悪」についての考察がされている。 (フォン・トロッタ監督)



インターネットが死ぬ日

ジョナサン・ジットレイン

パソコンを自分で自由にカスタマイズできるのが最高の社会であると考え、iPhoneのように様々なサービスが提供され、個人が自由にカスタマイズしにくいものについて批判的な著者。米国の法科大学院の教授であり、情報法の研究者だ。米国の基本的法思想の一つに「徹底的な個人の自由の追求」というものがあり、情報法研究の中でも、米国の法理論は、個人の自由な活動、民間企業の自由競争を基本としているが、本書はその側面を前面に出している。個人の自由と便利さをどのようにとらえるのか、その日米の意識の違い、さらに日米の法思想、情報分野の法政策理念の違いを考えさせる本だ。 (井口耕二:訳/早川書房)



政治学・国際関係

パール判事の日本無罪論

田中正明

東京裁判(極東軍事裁判)の判事であったインドの国際法学者パール氏。11人の判事のうち、ただ一人日本の無罪を主張したその判決文を手がかりに、同裁判の国際法上の問題点を指摘した書籍。「法の真理」とはいかなるものかを考えさせる。 (小学館文庫)



丸山眞男セレクション

丸山眞男

丸山眞男は戦後日本を代表する政治学者。14編の論文からなる本書は、70年近く前に書かれたものも多いが、「無責任の体系」など、日本政治の病理について考える上で、今なお読み返したい重要な記述が多い。 (杉田敦:編/平凡社)



政治学・国際関係

危機の二十年 理想と現実

E.H.カー

E.H.カーは、イギリスの歴史家、政治学者。本書は、現代における国際政治学、国際関係論の考え方から、法と政治の関係、国際法の役割までを論じた本で、1939年に書かれたものだが、2011年には新訳版が出されており、国際政治学において重要な一冊。国際関係に関心があり、国際法や国際政治学を勉強したい人は、大学に入ったらすぐ読んでおいてほしい。 (原彬久:訳/岩波文庫)



女子大生マイの特許ファイル

稲森謙太郎

そもそも特許とは?特許はどうやって取得する? そんな特許の入門書。「iPS細胞を使った再生医療は特許されるのか?」「20世紀最後の大発明・青色LEDの特許は誰のもの?」。アース製薬vsフマキラーの特許バトルのゆくえ、ビートたけしと所ジョージの作ったゴルフクラブ、孫正義やホリエモンの夢の特許も登場。 (楽工社)


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