平和・政治って、法律って

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法律学

国家の盛衰 3000年の歴史に学ぶ

渡部昇一、本村凌二

ローマにはじまり、スペイン、オランダ、イギリスなど世界を牛耳る覇権国家はどのように生まれ、どのように衰退したのか、その歴史を解説。アメリカは今後も覇権国家でいられるのか、中国がアメリカに代わるのか。そして、日本の向かうべき方向性について示めしている。 (祥伝社新書)



政治学・国際関係

中東から世界が見える イラク戦争から「アラブの春」へ

酒井啓子

わかりにくい中東情勢についての基礎知識と理解のための枠組みを学ぶことができる。同著者の『<中東>の考え方』(講談社現代新書)も中東の現代史を把握するのに有効だ。 (岩波ジュニア新書)



法律学

「大岡裁き」の法意識 西洋法と日本人

青木人志

明治期における西洋法制の継受の過程で、日本が受け入れたもの、捨てたもの、変わらなかったものな何か。「法文化」について語られてきたことが、整理して描かれている。法廷見取り図の変遷から裁判の変化を問い直すなど、司法制度を角度から捉える視点がユニークだ。法科大学院の創設や裁判員制度の導入など、司法制度の大きな変革期に執筆された本だが、法と私たちがどう向き合うか、「古くて新しい」問題を投げかけている。 (光文社新書)



法律学

ブリッジブック 法学入門

南野森:編

九州大学南野森先生、井上宜裕先生ら各分野の新進気鋭の研究者が最新の動向を踏まえつつ執筆した「法学入門書」。単に法律の知識を列挙するのではなく、それぞれの法律が現代社会の中でどのような意義や機能を持つかを丁寧に記述。社会の様々な現象がなぜそうなっているのかを法的な視点から解析するので、日々の事柄の見方が変わる。刑事法学については、人を処罰するとはどういうことなのかを根本的に考え直す契機を提供している。例えば、飲酒運転による悲惨な交通事犯を抑止するために、厳罰化・重罰化を推し進めた結果、逆に、轢き逃げ死亡事犯が増大した事態をどう評価するべきかなど。 (信山社)



官僚たちの夏

城山三郎

昭和の高度成長期の通産省(現:経済産業省)での官僚政治を描いた小説。国際政治経済における重商主義の考え方が、読み取れる。40年以上前に書かれた本であるが、今も色あせることのない作品。 (新潮文庫)



法律学

ロースクール生と学ぶ 法ってどんなもの?

大村敦志:監

髪型を校則で決めることはできるのか?文化祭のライブ演奏は騒音なの?など、中高生の疑問に、若いロースクール生たちが答え、法律を理解する手助けをする。憲法をはじめ、民法、刑法、少年法等、幅広い法分野が対象。一方的に「教える」のではなく、高校生と学生生たちが一緒に「考える」という手法をとり、読者が自分から法律に関わっていってほしいというメッセージが伝わってくる。 (岩波ジュニア新書)



丸山眞男セレクション

丸山眞男

丸山眞男は戦後日本を代表する政治学者。14編の論文からなる本書は、70年近く前に書かれたものも多いが、「無責任の体系」など、日本政治の病理について考える上で、今なお読み返したい重要な記述が多い。 (杉田敦:編/平凡社)



政治学・国際関係

パール判事の日本無罪論

田中正明

東京裁判(極東軍事裁判)の判事であったインドの国際法学者パール氏。11人の判事のうち、ただ一人日本の無罪を主張したその判決文を手がかりに、同裁判の国際法上の問題点を指摘した書籍。「法の真理」とはいかなるものかを考えさせる。 (小学館文庫)



法律学

入門 人間の安全保障 恐怖と欠乏からの自由を求めて

長有紀枝

現代世界における平和とは、単に国家と国家の間の戦争がないことを意味するのではない。一人ひとりの人間が恐怖や欠乏から自由になり、安全に安心して生きていくことができる状況を意味している。一人ひとりの安全に注目した「人間の安全保障」を実現するために必要なルール政策について考えるための、貴重な入門書。 (中公新書)



法律学

無実

ジョン・グリシャム

1982年アメリカで実際に起きた殺人事件のえん罪事件を、法廷サスペンスで数多くのベストセラーを世に出す小説家ジョン・グリシャムが手掛けたンフィクション作品。突然の逮捕から自白の強要、死刑判決までを追う。法システムによる正義の実現とその限界を、「えん罪」という問題を通じて学んでほしい。 (白石朗:監訳/ゴマ文庫)



白洲次郎 占領を背負った男

北康利

白洲次郎は、戦後日本の復興期に長期政権を担い、親米経済復興重視路線を敷いた吉田茂首相の側近であった人物。彼を通して、敗戦日本を取り巻く国際環境の激変を冷静沈着に分析し、国の取るべき指針を定め、その目標を達成すべく戦略を生み出し実践していくということが描かれている。国民の多くが自分の国の命運に能動的に関与することに無関心な中、率先的にリーダーシップを取る大切さがわかる。また、彼を通して、日本の平和主義が何を起源としどのような条件の下で可能であったのかを再検証することで、現在の日本を取り巻く国際環境への理解、日本の「平和主義」が直面する課題、日本の将来を見据えた戦略思考の切り口などが見えてくる。 (講談社)



女子大生マイの特許ファイル

稲森謙太郎

そもそも特許とは?特許はどうやって取得する? そんな特許の入門書。「iPS細胞を使った再生医療は特許されるのか?」「20世紀最後の大発明・青色LEDの特許は誰のもの?」。アース製薬vsフマキラーの特許バトルのゆくえ、ビートたけしと所ジョージの作ったゴルフクラブ、孫正義やホリエモンの夢の特許も登場。 (楽工社)



政治学・国際関係

イスラームとは何か その宗教・社会・文化

小杉泰

イスラームについての手軽でわかりやすい入門書。宗教としてのイスラームの誕生から、その基本的な教え、社会や政治に対する影響や役割など、その歴史から現代に至るまで、広く書かれている。 (講談社現代新書)



政治学・国際関係

危機の二十年 理想と現実

E.H.カー

E.H.カーは、イギリスの歴史家、政治学者。本書は、現代における国際政治学、国際関係論の考え方から、法と政治の関係、国際法の役割までを論じた本で、1939年に書かれたものだが、2011年には新訳版が出されており、国際政治学において重要な一冊。国際関係に関心があり、国際法や国際政治学を勉強したい人は、大学に入ったらすぐ読んでおいてほしい。 (原彬久:訳/岩波文庫)



民法のすすめ

星野英一

民事法学の中で一般法である民法をわかりやすく説明している本。我々の生活の中にもっとも密接な法律である民法を入り口に、その歴史的・社会的背景から詳細までを丁寧に解説している。 (岩波新書)



江藤新平 急進的改革者の悲劇

毛利敏彦

江藤新平は、明治維新直後の混乱期の中で、日本近代の司法制度を創設した一人。近代化への情熱を持つも、皮肉にも自らが作った司法によって死刑となった江藤の生涯を描く。司法が行政と対抗するのはなぜかを学べる本。 (中公新書)



法律学

新・シネマで法学

野田進、松井茂記:編著

映画を題材に、法、政治、差別、契約や所有、罪や裁判などを、学生向けにわかりやすく解説したテキスト。『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ソーシャルネットワーク』といった、必ずしも法律をテーマとして扱った映画作品ではない作品からも、法学的要素を取出し、その意味合いや解決策、問題点などを検証する。 (有斐閣)



法律学

日本の思想

丸山真男

丸山真男氏は戦後日本思想史研究の礎を築いた研究者で、本書は日本思想史研究の古典の一つといわれている。ヨーロッパ近代思想と比較して日本の思想の構造的特質を述べたもの。『「である」ことと「すること」』などは、高校国語の教科書に一部取り入れられてきた。長年、大学入試問題の頻出出典ともなっている。 (岩波新書)



オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白

ロバート・D・エルドリッヂ

沖縄における米軍基地の問題が、国際安全保障政策と国内政治、地元政治とのつながりの観点から読み取れる。著者は日本での研究者歴が長く、在日米軍海兵隊の政治顧問を務めたこともある。 (新潮新書)



法律学

2円で刑務所、5億で執行猶予

浜井浩一

犯罪の多くは少年によって行われていると思っている人は多い。しかし、少年犯罪は減少し続け、他方で、高齢者犯罪が急増し、刑務所は老人ホーム化している。本書は、犯罪や刑事司法についての正確な知識や情報を提供し、私たちが犯罪や犯罪者にたいして抱いている固定観念を払拭するとともに、犯罪対策を考えるきっかけとなる。メディアによって刷り込まれた犯罪や犯罪者のイメージを鵜呑みすることなく、私たち一人ひとりが問題意識・批判的精神を持って社会の事実や真実を見極めることが大切だと説く。そのほか、体感治安、監視カメラの効果、死刑の支持率など、犯罪学や刑事司法を学ぶ上で欠かせない多くの問題が紹介されている。 (光文社新書)


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