先端の科学技術って

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

材料系

トコトンやさしい太陽電池の本

産業技術総合研究所 太陽光発電工学研究センター

太陽電池の歴史、太陽電池の分類(シリコン系、半導体系、有機系)、太陽電池の構成と原理、太陽電池の使い方、太陽電池の未来について、漫画や図表を用いて丁寧にわかりやすく説明している。太陽電池と太陽光発電の現状や課題、そして太陽電池の未来を考えさせてくれる内容となっている。再生可能エネルギーの一つである太陽光発電システムにとって「材料開発」は不可欠で、この点からも理解を深められるだろう。 (日刊工業新聞社)



情報系

やさしい統計入門

田栗正章、藤越康祝、柳井晴夫、ラオ.C.R

視聴率、テストの偏差値、選挙の出口調査など、身の回りにはデータ解析がたくさんある。本書は、データ解析の基本となる平均や分散、相関係数などの記述統計学から始まり、推定・検定といった統計的推測法までを、身近な話題を使ってわかりやすく解説している。さらに、大学で学ぶべきであろう多くの事項を紹介している。 (ブルーバックス)



情報系

ライト、ついてますか

D.C.ゴース、G.M.ワインバーグ

例えば椅子を作りたいと思っても、誰を対象にするのか、利用者が何を求めているかわからないと、利用者に適した椅子を作ることはできない。この本は最初に「何が問題か?」と我々に問う。何事も研究を行う際には、誰の、何が問題で何を解決すればよいのか、しっかりと見極める必要がある。研究者にとっても認識を変える本となるだろう。 (木村泉:訳/共立出版)



好きなことに、バカになる

細野秀雄

日本を代表する材料科学者のものの考え方が理解できる。材料開発はいわゆる「錬金術」であり、価値のないものを集めて、価値あるものを生み出すことに面白味がある。その「錬金術」のベースとなるものの一つが、「好きなことに本気になる」こと。この発想力について解説がされていて興味深い。 (サンマーク出版)



機械系

2045年問題 コンピュータが人類を超える日

松田卓也

ヒューマノイドロボットの研究開発は現在盛んに行われている。米国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボット・コンテストには、日本のチームも複数参加している。これは、ロボットの「自律性」を競うコンテストだ。有名な理論物理学者のホーキング博士らは、人工知能の発展に警告を発している。このまま人工知能が発達すると、人間の頭脳を超える時が遠からずやってくる。その時、人類はいったいどうなってしまうのか。戦争にロボットが使われる心配も現実性を帯びてきた。この問題を、本書を読んで考えてほしい。 (廣済堂新書)



アポロ13

実際に起こったアポロ13号事故の実話に基づくアメリカ映画。アポロ13号計画は1970年4月に実施された、アメリカのアポロ計画の3度目の有人月飛行で、途中での事故により帰還困難に。それを乗員、管制官、NASAのスタッフが知恵を出し合って、乗組員全員が無事に地球に帰還するまでを描く。 (ロン・ハワード:監督 トム・ハンクス:主演)



はじめてのロボット創造設計

米田完、坪内孝司、大隅久

ロボットを作るというのはどういうことか、何を勉強すればよいかがわかる、この分野の入門書である。設計・組み立て・調整まで、基礎知識から具体的な作り方まで、丁寧に図解して説明している。 (講談社サイエンティフィク)



化学系

化学

長年にわたり化学を扱っている出版社「化学同人」が出している月刊誌。専門的な内容も含まれているが、基礎から最先端までの記事が集められている。研究者のインタビューや、発見・発明物語、研究秘話、企業の製品開発など豊富な記事で毎月新しい発見を提供してくれる。 (化学同人)



電気・電子系

持ちつ持たれつ 生き物とエレクトロニクス

生き物と科学技術の会:編

近畿大学生物理工学部の先生たちが、電波、時計、半導体、液晶、粒子、ユビキタス、アパタイトなどの分野について、やさしく解説。各章読みきりで、小学校高学年から大学生まで幅広い人が楽しめる。『持ちつ持たれつ 生き物とコンピュータ』の姉妹図書。 (電気書院)



化学系

トコトンやさしいフッ素の本

山辺正顕:監修

もっとフッ素に光を! ハロゲン元素のひとつでありながら、有機化学の教科書ではほとんど扱われないフッ素。焦げ付かない調理器具、虫歯予防から宇宙で活躍するフッ素まで、フッ素を含む有機化合物の活躍の場は挙げたらきりがない。その不思議なフッ素の性質に興味を持って欲しい。さらにこれをきっかけとして、自分自身で新物質の開発に携わる楽しさを感じ、社会に貢献する充実感を味わって欲しい。 (F&Fインターナショナル:編/日刊工業新聞社)



物理/素粒子、宇宙

ご冗談でしょう、ファインマンさん

R.P.ファインマン

ファインマンは、1965年量子電磁力学への寄与により、朝永振一郎博士とノーベル賞を受賞した。イタズラ好きでユーモアに富んだ人で、そのキャラクターは生涯愛された。この本は、ノーベル物理学賞受賞者の愉快な自伝だ。物理学者の鋭い洞察と興味深いエピソードが紹介されている。根気よく物理学を考えることの楽しさと、一見遊んでいるようでも、実は誰よりも鋭くものごとの本質を見抜いてゆく姿に触れられる。ファインマンは理論物理学の幅広い分野で活躍した。彼の思考の自由さは、個別の分野にとらわれず広く楽しめる。 (大貫昌子:訳/岩波現代文庫)



情報系

入門オペレーションズ・リサーチ

松井泰子、根本俊男、宇野毅明

アイスクリームの材料の在庫管理、レストランの出店、選挙の投票、結婚問題、おやつの最適な買い方等、身近な題材を例に、オペレーションズ・リサーチ(OR)という応用数学分野の学問を紹介している。入門書なのでアルゴリズムは詳細に触れていないが、ORで解かれる問題では、アルゴリズムが大きな役割を果たしている。イラストが豊富で、高校生にも親しみやすい内容。 (東海大学出版部)



情報系

金鉱を掘り当てる統計学

豊田秀樹

データの中から新しい知識を発見する「データマイニング」を中心に、ニューラルネットワークや決定木学習などについて、例題をもとに解説がされている。内容はやや古い点もあるが、多くが現在も使われているか、現在使われている技術の基礎となっている。研究でデータを分析するために利用できる手法・技術を理解するきっかけになる。規模は小さいがデータも紹介されているので、それらを利用して実際に処理してみればより理解が進む。 (ブルーバックス)



おもしろレオロジー どろどろ、ぐにゃぐにゃ物質の科学

増渕雄一

レオロジーはひとことで言い表すのが難しいぐにゃぐにゃとした感触を持つもの。工業材料から身近な材料まで様々な物質にみられるが、それを対象とした学問「レオロジー」とは、物質の変形とか流動一般に関する学問分野のことで、日本語では「流動学」とも呼ばれる。血流の性質についての研究をする「血液レオロジー」、食品の口当たり、のどごしや化粧品などが肌に触れた時の感触など、その性質の精神的な部分を対象にする「サイコレオロジー」などといった学問もある。この本は、多くのエピソードを紹介し、レオロジー的なものの見方を感じさせてくれる。 (技術評論社)



液晶のしくみがわかる本

竹添秀男、宮地弘一、高西陽一

パソコンやスマホなどの液晶ディスプレイなど今や身近な液晶だが、その液晶技術や材料について、技術者を読者に想定して、図解した本。やや古いので、基礎を抑えるために。 (技術評論社)



化学系

ひらく、ひらく「バイオの世界」 14歳からの生物工学入門

日本生物工学会:編

生物工学の基礎から応用、そして将来までをわかりやすく解説している。この分野に関心を持ってもらうための入門書。現実の問題から説き起こし、生物工学の研究者がどのように解決していったか、また残された課題はどのようなものかなどを、簡潔にまとめている。 (化学同人)



化学系

永久運動の夢

アーサー・オードヒューム

身の回りにあふれている熱エネルギー、例えば、室温の空気がもっている熱。ここから動力を得るべく、苦闘した人たちの物語が描かれている。結局そのような装置は不可能であると諦めその後の科学技術が発展するが、新しい概念や技術が生まれるまでに、人がどのような悲喜交々の努力を展開するかを教えてくれる。物質、熱の移動、化学反応などの組み合わせで動く装置について、その装置に投入するエネルギー、生み出すエネルギーそれぞれの量を見積もり、産出量の方が大きくなるようにする。この思考は、化工物性・移動操作・単位操作の学問領域の分野である。 (高田紀代志:訳、中島秀人:訳/筑摩書房)



機械系

ロボットにつけるクスリ 誤解だらけのコンピュータサイエンス

星野力

著者が筑波大学時代に趣味のSFを交えて行った、「科学技術とSF」の講義をもとにした本。人工知能をはじめとしたコンピューター・サイエンスを、卒業生と先生との対話形式で語る。 (アスキー)



エネルギー・資源系

カラー図解 プラズマエネルギーのすべて

プラズマ・核融合学会:編

カラーできれいに図解した、わかりやすいプラズマ・核融合の解説書。プラズマとは何かに始まり、核融合反応とプラズマの関係、最新の核融合研究の内容とその未来の描像について、詳細に第一線で活躍している研究者が易しく説明している。特に最終章では、プラズマエネルギーと未来社会の関係性について解説していて、エネルギー問題、地球温暖化対策からプラズマエネルギーの期待やどうすればプラズマエネルギーの研究者になれるかなど、若い人にとって興味ある内容となっている。 (日本実業出版社)



世界に勝てる! 日本発の科学技術

志村幸雄

近年、日本ではエレクトロニクス産業が一般に不振と言われている。しかし、まだまだ世界をリードしていく分野もあるはずだ。この本では、アンドロイドロボット、光触媒など、有望な日本発の科学技術について知ることができる。 (PHP研究所)


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