環境問題・防災って、街づくりって

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

環境系

高校生、災害と向き合う 舞子高等学校環境防災科の10年

諏訪清二

1995年の阪神・淡路大震災の後、その教訓を学ぶために設置された学科が、兵庫県立舞子高校環境防災科だ。本書は学科長の諏訪先生によるもので、学科解説の趣旨や学習内容から始まり、設置後10年の経験から重要な事柄を解説する。災害に対応するポイントとして、危険個所の把握など日頃の備えや、災害発生直後の判断、関係者の人間的なネットワークや、過去の教訓を伝えることの重要性などを、生徒の声と共に伝えている。また、東日本大震災の際のボランティア活動についても紹介している。防災対策が、設備、情報、人間のネットワーク、災害に遭遇した時の判断など、総合的なものであることを理解するとともに、このような活動を科学の眼で以って分析し、支援するための研究が展開されていることに思いをはせてほしい。 (岩波ジュニア新書)



謎解き・海洋と大気の物理 地球規模でおきる「流れ」のしくみ

保坂直紀

大気や海洋における大きな規模の自然現象には、地球の回転が大きな影響を与えていることが知られている。これを「コリオリの力」という。その力を理解しないと、黒潮のような海流、高気圧や低気圧にともなう風の場などをよく理解できない。この本を読むと、海洋物理学についての理解が進むだろう。 (ブルーバックス)



環境系

朽ちていった命 被曝治療83日間の記録

NHK「東海村臨界事故」取材班

1999年9月30日、東海村の核燃料加工施設JCOにおいて、我国で初めての臨界事故が起き、3人の作業者が重度に被曝した。被曝直後は意識があった作業員の容体は時間を追って悪化していく。ここから、医療スタッフによる患者の生命を救うべく、83日間の壮絶な闘いが始まった。放射線による大量被曝がどのような生体影響を与えるのかを知る貴重な記録である。 (新潮文庫)



食・農学系

みずものがたり 水をめぐる7の話

山本良一

著者は環境問題が専門の工学者、編者のThink the Earthは「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマとするNPOだ。この本は両者が共同で、環境問題にあまり関心を持たない多くの人にメッセージを届けたいという思いで作られた。「水はたくさんの条件が奇跡的に整って、0度から100度のあいだ、つまり水が液体として存在できる温度を長い時間保ってきた」、「体の70%が水でできている」と編者は述べる。そしてその水を「人間は大切にしているだろうか」と問いかける。見過ごされがちな水の重要性、人間や生物と水の関係、世界の水事情について豊富なイラストを交えてわかりやすく解説している。 (Think the Earthプロジェクト:編/ダイヤモンド社)



環境系

リスクと向きあう 福島原発事故以後

中西準子

環境リスク評価の先駆者である中西準子氏による、福島原発事故以後のリスクについての解説。この問題における「リスクトレードオフ」とは何か、また、様々なリスクと向き合うために持つべき観点がわかる。 (中央公論新社)



土木系

コンクリート崩壊 危機にどう備えるか

溝渕利明

高度成長期に大量に建てられたコンクリート構造物の寿命が懸念される今、コンクリート構造物を適切に維持管理していくための技術者=コンクリートドクターが必要だ。どのような技術者が求められるかを学ぶことができる。 (PHP出版)



環境系

みんなが知りたいPM2.5の疑問25

日本エアロゾル学会:編

気象・工学・医学・行政など、多岐にわたる専門家が、PM2.5に関する疑問に詳しく分かりやすく答えている。PM2.5の濃度が高まる気象条件や地理的要因、行政の対応などについてしっかり理解し、より正確な知識をつけてもらいたい。 (畠山史郎、三浦和彦:編/成山堂書店)



土木系

オデッセイ

火星に一人取り残された主人公が、水や土を作ることに奮闘する。こうした場面をはじめ、創意工夫は科学の原点であることに気付かせてくれる。原作『火星の人』(アンディ・ウィアー著)と併せて見てほしい。 (リドリー・スコット:監督 マット・デイモン:主演)



土木系

剣岳 点の記

地盤工学も含まれる土木工学において、測量技術はどの場面でも必要な基礎分野だ。この映画は、日本地図を作成するために先人が行った測量作業について描いたものだが、その苦労や意気が感じられる。 (「剣岳 点の記」製作委員会 新田次郎:原作)



エネルギー・資源系

希望の現場 メタンハイドレート

青山千春、青山繁晴

新資源メタンハイドレートの研究者で、魚群探知機を使った探査方法の特許を持つ青山千春先生(東京海洋大学)による著書。メタンハイドレートの国内での開発状況、実用化に向けての課題など、メタンハイドレートの現状を知ることができる。 (ワニ・プラス)



環境系

海洋のしくみ

東京大学海洋研究所:編

地球の表面積のほぼ4分の3を占める海はまだまだ謎が多い。海水が塩からいのはどうしてか、海洋の成り立ち、海流の動き、深海底の世界、地球と海との関わりまで、海洋のしくみや海に関する全般的な知識が高校生向けに解説してある。 (日本実業出版社)



環境系

ひらく、ひらく「バイオの世界」 14歳からの生物工学入門

日本生物工学会:編

エネルギー、資源、地球環境を含め、広くバイオテクノロジーの面白さを、中学性・高校生に向けて図や写真を入れながらわかりやすく解説している。山梨大学森一博先生は、「植物が水や土をきれいにできるの」の章で植物による環境浄化技術を解説。環境技術のヒントとなる生物のパワーが紹介されている。生物工学や環境技術を担う次の世代の若い人に是非読んでもらいたい本だ。 (化学同人)



環境系

気候変動を理学する 古気候学が変える地球環境観

多田隆治

気候科学の講義をまとめた書籍。地球温暖化や大気中の二酸化炭素濃度上昇がもたらす影響について、古環境の成果を踏まえて解説する。この本で、システムとして地球を捉える見方を養うことができるだろう。 (日立環境財団:協力/みすず書房)



土木系

みんなが知りたい地下の秘密

地下空間普及研究会

あまり注目を集めない地下空間だが、自然災害の影響を受けにくいなどの利点がたくさん。地下空間の利活用を研究テーマにする大学や民間企業の専門家チームによる本。地下鉄やトンネルだけなく、内水氾濫防止、電線の地中化など、今後の人間の快適な生活に地下空間の活用は欠かせない。 (サイエンス・アイ新書)



エネルギー・資源系

ザ・コア

ある日の午前、鳩の大群など動物の異常行動を皮切りに、多数のペースメーカー使用者の突然死やスペースシャトル電子機器異常などで、地上は大混乱に陥る。調査の結果、これらの原因は地球の核(コア)の回転が停止し、地球の磁場が不安定になったからだと突き止める――。2003年、アメリカのSFパニック映画。地球内部がどのようになっているのか、地球の環境がどのように維持されているのか、地球磁場がどのくらい大切なものなのか、マリアナ海溝とは何なのかなどを知ることができる。



環境系

東海・東南海・南海 巨大連動地震

高嶋哲夫

阪神・淡路大震災、東日本大震災を経て、次に起こると想定されている南海トラフ巨大地震に関して、その被害想定結果などにふれ、太平洋沿岸各地の被害予想を述べている。また、来るべき日に備えて具体的な防災対策を論じている。 (集英社新書)



土木系

図解入門 よくわかる最新土木技術の基本と仕組み

五十畑弘

土木工学の役割、普段疑問に思っていることがわかりやすく解説されている。伝統的な土木工学から、最新の技術まで、図表をふんだんに使って解説。建築分野を目指す人への入門書としても適しており、1・2級土木施工管理技術検定試験の副読本としても役立つ。 (秀和システム)



原発事故と放射線のリスク学

中西準子

リスク学の専門家である著者が、福島の原発事故のリスク評価を行う。関連する専門家や福島県の職員などのインタビューや対談なども掲載しており読みごたえがある。世間で「危ない、危険」と騒がれるものごとについて、原発事故を例にリスク管理の観点から考えることができる。 (日本評論社)



土木系

日本列島の誕生

平朝彦

日本列島がどのようにして形成されて現在の姿になっていったか。本書は、見えない地球中をどのように捉え考えるかが面白く描かれている。地盤工学も見えないものどのように「見える化」するのかが重要。同様なワクワク感を感じる本だ。 (岩波新書)



環境系

不都合な真実

2006年のアメリカ映画。環境問題の論客として知られるアル・ゴア元米国副大統領が、地球温暖化を喧伝するスライド講演に生い立ちを辿るフィルムを交える構成のドキュメンタリー映画だ。2007年、環境啓蒙活動が評価され、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)とともに、ゴアはノーベル平和賞を授与されている。映画と同名の書籍も出版している。 (アル・ゴア出演)


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