環境問題・防災って、街づくりって

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

環境系

世界がもし100人の村だったら

池田香代子:再話

世界に存在する貧困や格差を小規模なモデルに置き換えてわかりやすく紹介した本。アメリカの中学校教師が送ったメールをもとにした本。英語の対訳、イラストつき。 (C.ダグラス・ラミス:対訳/マガジンハウス)



エネルギー・資源系

ザ・コア

ある日の午前、鳩の大群など動物の異常行動を皮切りに、多数のペースメーカー使用者の突然死やスペースシャトル電子機器異常などで、地上は大混乱に陥る。調査の結果、これらの原因は地球の核(コア)の回転が停止し、地球の磁場が不安定になったからだと突き止める――。2003年、アメリカのSFパニック映画。地球内部がどのようになっているのか、地球の環境がどのように維持されているのか、地球磁場がどのくらい大切なものなのか、マリアナ海溝とは何なのかなどを知ることができる。



環境系

地球を突き動かす超巨大火山 新しい「地球学」入門

佐野貴司

超巨大火山とは、破局噴火ともいい、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式で、しばしば地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる火山のことを指す。長年超火山を調査してきた著者は、地球内部の大部分を占めるマントルについて、超巨大火山の形成過程モデルの最新の情報を紹介しながら、地球全体のスケールと長い時間軸で何がおきているのか解説する。さらに超巨大火山の噴火が引き起こしたかもしれない生物大量絶滅についても解説する。 (ブルーバックス)



土木系

地底の科学 地面の下はどうなっているのか

後藤忠徳

穴を掘らずに地下を見る! それは、音や電波などを使って、地下を掘らずに探査する技術「物理探査」だ。地表面近くの陥没・液状化災害から、100m以下の地下資源(メタンハイドレート、地中熱)や、10000m地下のプレートまで、幅広く地中を案内している。 (ベレ出版)



建築・住宅系

「間取り」で楽しむ住宅読本

内田青蔵

明治・大正・昭和の住まいの変化を辿る。居間や玄関、台所など部屋ごとに分けて見た点が特徴で、各時代の住宅に求める機能や条件の違いが明らかになり、住宅史の醍醐味が味わえる。建築の調査、新聞や雑誌などの文献、かつての生活を描いた絵画など、研究を進める上での方法論はほぼ網羅されており、「建築史」の研究姿勢も理解できる。「過去」を知ることで「現代」を見直すといった建築史学の視点がよく伝わる好著である。 (光文社新書)



謎解き・海洋と大気の物理 地球規模でおきる「流れ」のしくみ

保坂直紀

大気や海洋における大きな規模の自然現象には、地球の回転が大きな影響を与えていることが知られている。これを「コリオリの力」という。その力を理解しないと、黒潮のような海流、高気圧や低気圧にともなう風の場などをよく理解できない。この本を読むと、海洋物理学についての理解が進むだろう。 (ブルーバックス)



土木系

オデッセイ

火星に一人取り残された主人公が、水や土を作ることに奮闘する。こうした場面をはじめ、創意工夫は科学の原点であることに気付かせてくれる。原作『火星の人』(アンディ・ウィアー著)と併せて見てほしい。 (リドリー・スコット:監督 マット・デイモン:主演)



環境系

地震前兆現象を科学する

織原義明、長尾年恭

地震の短期・直前予知の重要性はますます高まっており、研究も進んでいるが予知には至らない。著者の長尾年恭先生(東海大学)は、いろいろな地震前兆(地震先行現象)現象に着目し、その解明に挑んでいる。本書は、地球規模で生じる電磁気現象と、電波観測から得られる地震の予兆現象を科学的に考察する。「馬鹿にできない地震発生のうわさ」についても、実例を挙げて紹介している。 (祥伝社新書)



環境系

気候変動を理学する 古気候学が変える地球環境観

多田隆治

気候科学の講義をまとめた書籍。地球温暖化や大気中の二酸化炭素濃度上昇がもたらす影響について、古環境の成果を踏まえて解説する。この本で、システムとして地球を捉える見方を養うことができるだろう。 (日立環境財団:協力/みすず書房)



地球科学

海底ごりごり地球史発掘

須藤斎

海洋底掘削船に実際に乗船し、最先端の海洋地質学の研究に取り組んだ若手古生物学者の体験記。海洋地質学や微古生物学の最新の成果について、ジュニア向けにわかりやすく紹介している。特に微古生物学やそれに基づく年代決定については、第4章、目に見えない化石「微化石」、第5章、様々な微化石、第6章、微化石を使って研究する場所を探ると、3章に渡ってくわしく紹介している。 (PHPサイエンス・ワールド新書)



土木系

森が消えれば海も死ぬ 陸と海を結ぶ生態学

松永勝彦

環境問題を解決するためには、物質の循環を考える必要があり、一見全く関係がないようなところに解決策がある。例えばこの本では、東北の太平洋側で牡蠣養殖をしている漁師たちが、なぜ森に木を植えるのかを詳しく述べている。「土木環境システム」分野は、江戸時代のことわざ「風が吹けば桶屋がもうかる」の図式さながら、様々な環境問題においてなぜそうなったかを綿密に解析し、関係性がないようなことの中から、関係性を見つけ出す。そして、環境問題の解決策を導き出すことが必要とされている。 (ブルーバックス)



建築・住宅系

地球とつながる暮らしのデザイン

小林光、豊貞佳奈子

学界・企業の専門家50名によるエコライフ論。暮らしやすい環境や衣食住、エネルギー、ゴミ問題などに関して、企業や制度はどのような取り組みを行っているのか見極める力を、生活者が主体となってつけていくためのヒントがある。建築環境・設備分野については、第2章「よい光環境はエコロジカル」で述べられている。 (木楽舎)



環境系

環境リスク学 不安の海の羅針盤

中西準子

国内での環境リスク学の必要性を早くに提唱された、中西準子先生による著書。環境リスク論にたどり着くまでの道のりと、東京都の下水道から始まる具体的な事例に環境リスク論を適用することで、何が見えてくるのか解説されている。 (日本評論社)



環境系

深海生物学への招待

長沼毅

極限状況で生きる生物を追い求める、「科学界のインディ・ジョーンズ」こと広島大学の長沼毅先生の本。地球上のほとんどの生物は、植物による光合成、つまり太陽エネルギーを利用した生物生産に依存している。では、まったく太陽光の届かない深海や地下圏の生物は、どのようなエネルギーに依存して生きているのだろうか。本書は、海底熱水に含まれる硫化水素やメタンなどからエネルギーを生産する「化学合成バクテリア」や、それらのバクテリアを体内に共生させている「チューブワーム」など、驚くべき機能を持つ深海生物について解説。深海に挑んできた先人たちのドラマも生き生きと描いている。 (幻冬舎文庫)



建築・住宅系

新版 建築学がわかる。

アエラ編集部:編

建築学の全貌を広く学ぶことのできる一冊。古い建築物に新たな生命を吹き込むリノベーション、公共建築がつくられるプロセスに迫る「プロジェクトの現場」といった話題もある。建築構造に関しては、「耐震から制震へ」というページで、構造制御がどんな理念で、どのように建物に応用されているかを平易に述べられており、「構造制御」について「早わかり」的な内容。 (AERA Mook)



史上最強カラー図解 プロが教える鉱物・宝石のすべてがわかる本

下林典正、石橋隆:監修

まず美しい鉱物の写真が目に飛び込んでくる。自然界でこのようにカラフルで美しい結晶がみられることに純粋に驚かされる。この本は、それぞれの鉱物の解説も充実しており、かつ鉱物を理解するために必要な基礎知識をわかりやすく、しっかり説明している。また産業界、学術界でプロフェッショナルとして鉱物と関わる人たちのコラムは必読。鉱床探査、海底資源、都市鉱山、宝石の鑑別など興味深いテーマばかりだ。岩石・鉱物・鉱床学という学問分野そのものの紹介と言える。専門家だけではなく、鉱物に興味がある初学者に適した書籍でもある。 (ナツメ社)



環境系

リスクと向きあう 福島原発事故以後

中西準子

環境リスク評価の先駆者である中西準子氏による、福島原発事故以後のリスクについての解説。この問題における「リスクトレードオフ」とは何か、また、様々なリスクと向き合うために持つべき観点がわかる。 (中央公論新社)



環境系

朽ちていった命 被曝治療83日間の記録

NHK「東海村臨界事故」取材班

1999年9月30日、東海村の核燃料加工施設JCOにおいて、我国で初めての臨界事故が起き、3人の作業者が重度に被曝した。被曝直後は意識があった作業員の容体は時間を追って悪化していく。ここから、医療スタッフによる患者の生命を救うべく、83日間の壮絶な闘いが始まった。放射線による大量被曝がどのような生体影響を与えるのかを知る貴重な記録である。 (新潮文庫)



土木系

土木技術者の気概 廣井勇とその弟子たち

高橋裕、土木学会、廣井勇研究会

土木技術者の使命感とは。近代化に向け、日本を代表する土木技術者、廣井勇とその弟子たちなど、多くの技術者たちが切り開いてきた歴史を紐解く。後半は、将来のインフラ整備への提言。 (鹿島出版会)



環境系

エコロジー的思考のすすめ 思考の技術

立花隆

環境問題と呼ばれるような問題には、多数の要因が絡み合っている。その問題の解決のためには、それらの要因の関係を把握し、問題全体を見渡せる視点で理解することが必要で重要であること説いている。海洋のような総合的に考えることが必要な学問分野において、重要な考え方が明快に提示されている。 (中公新書)


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