探究!につながるテーマ

水問題・大気や土壌の汚染

人の活動によって、大気や土壌、水質汚染などの公害が発生しています。また、開発途上国の中には安全な水が手に入らず、飲用水にも困ったり衛生的な生活が送れなかったりする地域もあります。こうした課題解決の第一歩として、探究学習では、たとえば生物や化学から、「近所の河川や湖の水質を調べる」、「植物や微生物の環境浄化機能を調べる」といった研究が考えられます。また、現代社会・公共や政治・経済からは、水にまつわる問題についてさまざまな統計や情報を活用して原因を究明し解決策を考えるといった活動ができるでしょう。

関連するSDGs 
本で深めよう 
先生たちはこんな研究テーマで
迫っている!

世界中で大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)を観測~地球環境変動の解明に取り組む

青木一真 先生
富山大学 理学部 自然環境科学科/理工学研究科 理工学専攻

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大気粒子
有害粒子がヒトに悪さするカギは帯電にあった!先例のない粒子の帯電研究

奥田知明 先生
慶應義塾大学 理工学部 応用化学科/理工学研究科 開放環境科学専攻

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エアロゾル粒子
アジア大陸から飛んでくる黒い粒子、茶色い粒子を調査

中山智喜 先生
長崎大学 環境科学部 環境科学科/水産・環境科学総合研究科 環境科学領域

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水と物質の循環が人間のくらしを支えている

西田継 先生
山梨大学 生命環境学部 環境科学科/医工農学総合教育部 工学専攻

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水質悪化
有明海の水質悪化の原因を、多様な専門家チームで究明

速水祐一 先生
佐賀大学 農学部 生物資源科学科 食資源環境科学コース

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希少金属に代わる排ガス除去用の合金触媒開発に成功!~触媒開発は現代の錬金術

宍戸哲也 先生
東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科/都市環境科学研究科 環境応用化学域

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ヒ素中毒はなぜ起こるのか~現地調査と基礎研究の融合

角大悟 先生
徳島文理大学 薬学部 薬学科

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微生物と植物で環境汚染物質を吸着・分解!新たな水質浄化技術を開発

森一博 先生
山梨大学 工学部 土木環境工学科/医工農学総合教育部 工学専攻

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色とりどりの試験紙が水銀やカドミウムの検出を迅速に判断する~ナノ薄膜試験紙の開発

高橋由紀子 先生
長岡技術科学大学 工学部 工学課程 物質生物工学分野/工学研究科 工学専攻 物質生物工学分野

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バイオマス材料を使った環境にやさしい重金属吸着剤の開発

狩野直樹 先生
新潟大学 工学部 工学科 化学システム工学プログラム/自然科学研究科 材料生産システム専攻

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大学の学問分野を選ぶなら
~学べる大学もわかる 

大気や土壌、水質汚染や水問題に関する問題は、環境汚染物質の除去や人の活動が環境に与える負荷を少なくするための研究は【環境技術・環境負荷低減】、汚染された環境を修復するための研究は【環境モデリング・保全修復技術】といった学問で行われています。また、環境を汚染する化学物質の研究や環境負荷の少ない化学反応などの研究は【グリーン・環境化学】の分野です。ほかに、環境中の汚染物質の拡散などの研究は【環境動態解析】、放射線と化学物質に特化した、環境や生物への影響についての研究は【放射線・化学物質影響科学】という分野で行われています。そして【触媒・資源化学プロセス】では環境への負荷の低い化学反応や反応をうながす触媒の研究が、【土木環境システム】では汚水処理や水質浄化など水処理システムの研究が行われています。また、潅漑など農地への水供給や水資源の開発に向けた研究は【地域環境工学・計画学】で行われています。文系の学問では、大気や土壌、水質汚染や水問題に関する政策は【環境政策・環境社会システム】が、法律は【新領域法学】が関係します。

★★★ 環境技術・環境負荷低減
汚染物質の浄化装置を作る
★★★ 環境モデリング・保全修復技術
汚染をデータで「見える化」し、除去・修復へ
★★★ グリーン・環境化学
汚染を調べ、取り除く、環境のための化学
★★ 環境動態解析
地球温暖化やオゾンホールから、地球を守れ
★★ 放射線・化学物質影響科学
放射線・紫外線などの人体影響を明らかに
★★ 触媒・資源化学プロセス
触媒と廃棄物処理に向けた化学プラント研究
★★ 土木環境システム
「隠す」から循環へ。ゴミ・汚水処理施設の再構築
地域環境工学・計画学
水と緑の豊かな農地を創る
環境政策・環境社会システム
脱炭素に向けて制度作りから社会運動まで
新領域法学
知的財産、サイバー攻撃、性差別の法学
仕事を知ろう ~仕事から学問へ 
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