捕食者なき世界

ウィリアム・ソウルゼンバーグ

捕食者がいなくなったら生態系はどうなるのでしょうか。生物多様性や生態系がどのように成り立ち、維持されているのか、人の活動がどのようにそれらに(悪)影響を与えたのかを様々な研究を紹介しながら解き明かしています。教科書にも出てくる「キーストーン種」を見出した研究が興味深かったです。

次作の『ねずみに支配された島』も併せて読むと良いでしょう。島の生態系の独自性と脆弱性が取りあげられています。人が島に持ち込んだネズミやネコによって島の生物たちに何が起きたのか、またそれらの生物を守るために人が何を行ったのかを知ることができます。 (訳:野中香方子/文藝春秋)

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