水の未来 グローバルリスクと日本
沖大幹
著者は水文学者、気象予報士。水文学とは、地球上の水の循環について研究する科学のことだ。主に河川、湖沼、地下水を対象に、地球上の水資源の循環を研究する。温暖化の影響で自然現象としての洪水や干ばつの回数がどう変わり、それによって社会にどれだけの人的・経済的影響を与えるかを、重要な提言を続けている。この本は、水資源と食料の関係、農業の将来について科学的な観点からくわしく説明されている。それは地域環境工学という学問とも関係の深い領域である。
(岩波新書)
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