自然をつかむ7話

木村龍治

この本は、普段の生活で経験したことを科学的な思考で考察し、思いがけない科学の話に広げていく。例えば第1話では、著者が食べた豆腐料理からはじまって、日本書紀に話が発展し、雲のでき方へと話が至る。著者は、東京大学海洋研究所(現、大気海洋研究所)の元教授で、気象学と海洋物理学の分野で活躍した。取り上げられている7つの話の中には、気象学や海洋物理学と関係する話題として、雲や雪のでき方、海洋や大気で起こる対流・循環のしくみが、日常の出来事と関連づけながら説明している。その自由な発想と確かな科学観は、これから科学を志す人たちに、科学の魅力を存分に伝えるだろう。 (岩波ジュニア新書)

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