HUNTER×HUNTER
冨樫義博
背景設定が詳細で世界観に浸れる、善悪の二元論で片づけない、ハッとする名言が多いところがよいです。少年漫画でよくでてくる特殊能力は、肉体的には難しいですが、「知恵」という観点では大いにあり得ると思っています。
念能力を知らない主人公らに、「極寒の地で全裸で凍えながらなぜつらいのかわかっていないようなもの」と伝える場面がありますが、概念を知っている人と知らない人とで、同じ場面に遭遇しても感じることが全く違うという点で共通点を感じます。
いろいろなことを勉強、研究し、それらをつなぎ合わせて独自の「知恵」を創り出していく、またその「知恵」を使って複雑な社会課題を独自の視点で切り崩して解決に導く。このような、研究する上での創り出す、積み上げるよろこびやわくわく感が、この少年漫画にも通じていると思います。
(ジャンプコミックス)
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