詭弁論理学 改版

野崎昭弘

人食いワニのパラドクスという有名な詭弁術がある。人食いワニが女性の子供を人質に「自分が何をするか言い当てたら子供を食わない。不正解なら子供を食う」と言った。「その子を食うでしょう」と母親は言った。母親が正解ならワニは子供を食べられない。母親が不正解なら、ワニは子供を食える。しかし食べてしまうと母親の予想は正しかったので、結果として食べられない。この本はこうした詭弁やパラドクスを題材に、論理の遊びについて書いている。論理的思考、文章を記述する仕方を身につけるきっかけになる。最も文系的な学問の国語と、最も理系的な学問の数学が、実は非常に近い領域にあることがよくわかる。 (中公新書)

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