反楽園観光論 バリと沖縄の島嶼をめぐるメモワール

吉田竹也

青い空、白い雲、サンゴ礁や熱帯魚などに彩られた「楽園」の甘美なイメージは、癒しをもとめる観光客を引きつけるが、世界の各地にあるそうした「楽園」観光地の多くは様々な問題を抱えている。本書は、インドネシアのバリ島と日本の沖縄を例に、楽園観光とは何か、そのメカニズムを考察した、南山大学吉田竹哉先生の著書。本書から、観光の可能性と限界について考えてほしいと語る。吉田先生は、さらに、楽園観光地に生きる人々にとっての観光とは何かに主題を移し、人類学やその周辺諸学の幅広い知見を総合した研究に取り組んでいる。 (樹林社)

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