生きがいについて

神谷美恵子

順境から一転、自らの力ではいかんともしがたい事態に陥り、打ちひしがれ、自身の方位磁石が乱れていることに気づいた時に手にする本。

苦を忍びつつ早合点せずに待っているうちに、心が深く掘り起こされ、そして耕されて、事態を乗り越えるヒントが与えられる。「内面的宗教」――教義などの形では到底言い表すことのできない生きたもの――は、深く耕された心のあらゆる領域に浸透している。

著者は精神科医としての経験に基づいて、そう語りかけています。著者のあたたかな眼差しを感じとることのできる一冊です。 (みすず書房)

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