知的生産の技術

梅棹忠夫

学校ではあまり教えてくれない知識の獲得の仕方、整理の仕方が、わかりやすい文章で紹介されている。メモのとり方、カードの利用法、原稿の書き方はアナログだが、スマートフォンなど現代の最新デバイスにも応用可能だ。著者がレオナルド・ダヴィンチの生涯が描かれた『神々の復活』を読み、ダヴィンチが何でも手帳に書き留めていたことを知り、手帳をつけ始めてからの試行錯誤も興味深い。手帳からノートへ、そしてたどり着いた「京大式カード」による思考の整理法は、考えるための具体的な方法を教えてくれる。 (岩波新書)

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