大村智 2億人を病魔から守った化学者

馬場錬成

オンコセルカ症は、アフリカ・中南米で多くみられた感染症である。大村智先生は、この感染症の撲滅に挑む科学者で、2015年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。本書では、天然物がどのように発見されて、どのように社会の役に立っているかについて理解できる。また、大村先生の人生を通して、生物有機化学、天然物化学全般について理解できると思われる。 (中央公論新社)

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