量子コンピュータ 超並列計算のからくり
竹内繁樹
量子コンピュータとは、量子力学を用い、これまでのコンピュータの計算速度の原理的な限界を打ち破ることをめざす技術だ。それは現在の理論を超えたまったく新しいコンピュータ像で、現在最速のスパコンで何百万年もかかる計算が一瞬でできるようになると言われる。この本は「量子コンピュータ」について解説するとともに、光の量子力学的な性質を調べる「量子光学」の基礎や、量子力学を用いた新しい暗号についても解説している。実際の研究で用いられている装置の画像も掲載。少し前に出た本なので最新の研究については書かれていないが、第一線の研究者による解説書で、今でもこの分野のよい入門書となっている。
(ブルーバックス)
みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ
TOPページへ